家族の健康は“空気”で変わる。
空気の質にこだわる家づくりという選択
毎日を過ごす「家」は、家族にとっていちばん長い時間を過ごす場所です。リモートワークやおうち時間が増えたこともあり、最近は「住まいの空気」について関心を持つ方が増えてきました。
とはいえ、空気は目に見えないもの。キッチンや収納、デザイン、間取りは比較しやすくても、「空気の良し悪し」を感覚だけで判断するのは簡単ではありません。でも実は、私たちは 一日に約2万回 呼吸をしています。食事や水よりもずっと多く、空気は体に取り込まれているものなのです。つまり、「住まいの空気の質」は、家族の健康と暮らしの快適さに直結しています。
しかし現実には、外から運ばれてくるホコリ・花粉・ウイルス・細菌・ペットの毛・調理時の煙・化学物質など、目には見えないものが、毎日の生活空間に存在しています。特に、風邪やインフルエンザが流行する季節や、花粉が飛び交う春先、PM2.5や黄砂が気になる時期には、「せめて家の中だけでも、空気をキレイにしたい」と感じる方も多いはずです。小さなお子さんがいるご家庭や、アレルギー体質の家族がいる場合はなおさら、花粉やホコリ、カビ、ウイルスなどの「見えない刺激」が、日々の体調や心地よさに影響してしまうこともあります。
「窓を開ければ換気はできる」
「空気清浄機を置いているから大丈夫」
もちろん、どちらも悪くありません。でも実は、空気の質は “家そのもののつくり方”で大きく変わります。
そこで近年注目されているのが、“空気にこだわる家づくり” です。その中でも、フジ住宅が提案する 「炭の家 ピュアエア」 は、家族が毎日吸う空気を、より快適で、より健康的に保つことを目的にした住まい。ただ空気をきれいにするだけではなく、「居心地」「健康」「安心感」を支える、住まいの “見えないクオリティ” を高めてくれる家づくりの考え方です。この「空気にこだわる家」がどうして家族の健康を支えるのか。その理由は、炭 と 換気 の仕組みにあります。こちらの記事では、暮らしの変化が実感できる「炭の家 ピュアエア」の具体的な効果や仕組みについてお話ししていきます。
「見えない空気」が家族の健康と暮らしに与える影響とは?


中国を中心とした東アジアの砂漠、乾燥地域の砂嵐によって巻き上げられた砂塵が偏西風に乗って日本にもやってくる黄砂やPM2.5。特に春は、大陸の地表が乾燥しやすく、風も強まる季節。大地と大気の条件が揃うことで、黄砂やPM2.5が一気に広範囲へ飛散しやすくなるのです。
しかし厄介なのは、その“付着物”。黄砂やPM2.5には工業地帯の排ガスなどによる有害物質が付着している可能性が高く、吸い込むことで呼吸器疾患・循環器疾患のリスクを高めるといわれています。外出時はもちろん、窓を開けた換気のタイミングにも気を遣う必要があり、子育て世代にとってはとくに心配の種です。


対策というと、空気清浄機を思い浮かべる方も多いでしょう。もちろん室内に漂った有害物質を減らす上では一定の効果があります。しかし、ここで見落としがちなのが、24時間換気の存在です。現在の住宅では24時間換気が義務付けられ、約2時間に一度は室内の空気が外気と完全に入れ替わる仕組みになっています。空気清浄機や空気清浄機能付きエアコンは「室内の空気を」吸い込みフィルターで浄化する仕組みですが、外気を取り込む際の有害物質までは除去できません。外から絶えず外気が入ってくる以上、室内で対策をしても限界があるわけです。
つまり、本当に大切なのは、“換気によって入ってくる外気の段階で有害物質をしっかり取り除くこと”。ここが、これからの住まいの対策における鍵となります。
そこで注目したいのが、「フジ住宅の炭の家/ピュアエア」です。
外気を取り込む際に微小粒子用フィルターを通すことで、黄砂やPM2.5をはじめとした粒子の大半をしっかり除去。家の中に侵入する量そのものを抑えることで、屋内の空気を常にクリーンな状態へ近づける仕組みになっています。
さらに、専門家の監修の下でPM2.5に対して屋外と屋内の空気の質を測定し、比較した結果、環境省の基準値を大幅に下回っただけでなく、病院のクリーンルームと同等レベルの室内空気環境を実現することが示されました。一般住宅でありながら、医療現場に匹敵するほどの清浄度を確保できる。これは、従来の換気システムや空気清浄機では到達しづらい領域です。
外の季節や環境に左右されず、家の中では深呼吸できる安心感。炭の家/ピュアエアは、まさに“空気から暮らしを守る住まい”として、家族の健康を支える強い味方になってくれるはずです。


※掲載中のPM2.5測定グラフの測定値は全自動式センサーにて測定したものです。測定日は平成28年4月6日、測定時間は午前9時(屋外は10分間、屋内は1回5分の測定を3回実施)、気象条件は天候晴れ、気温23.3℃、湿度54%で実施。屋内の測定値は2回目、3回目の測定値の平均値です。
※当社社内のテクニカルセンタークリーンルーム内にてASTM基準にて測定したものです。測定日は平成23年7月1日、測定時間は午前10時(屋外は10分間、屋内は1回5分の測定を3回実施)、気象条件は天候晴れ、気温27.0℃、湿度75%で実施。屋内の測定値は5μm/m³「浮遊濃度」。屋外の測定値は92L/差/m³。
測定値が高濃度浮遊物としては、浮遊粒子濃度が肌に影響を与える人体呼吸領域を考慮し、どれだけ異物が混在するかなどが計測できるものです(平成21年9月の調査)平均値15μm/m²以下、が全国平均35μm/m²以下とされています。
※本データ測定値は、用語基準値(健康被害基準)を高く超す「グリーンルーム」にて4年分で集中内外の測定値をもとに、当社テクニカルセンターにて検証しています。
※PM2.5の環境基準値は35μg/m²ですが、アジアで発生したPM2.5等の黄砂等で一時的に基準値を超えることもあります。一般的な室内のクリーンルーム値は10μg/m²程度とされているものです(アジア地域の黄砂ノンフェアエリア)また一般的な工場等でのクリーンルームはPM2.5濃度を可視化すると見えます。
※セクシャルーム内のPM2.5測定数値としては1CPM=1μm/m²(標準測定値)とする環境基準測定値。
※S 899209 ISO 14644-1のクリーンルームの測定と当テラス3(標準型のクリーンルーム)で、0.5μmの粒子が5回測定され、5μm粒子が測定されて0で2.5μm粒子は1CPM〜10μm/m²と想定した計算値で、実際とは異なる場合もございます。
なぜ空気がきれいになる?
炭の家ピュアエアが空気を整える3つの仕組み
では、なぜ 「炭の家 ピュアエア」 では空気がきれいに保たれるのでしょうか。
その鍵は、住まいの中を流れる空気を 3つの機能が連動して整えている ことにあります。


「フジ住宅の炭の家/ピュアエア」には、空気を“調える”役割として床下に「炭(カーボンエアクリーンシステム)」を設置。炭の表面積は左の写真の用に、多孔質のため炭1g(ピーナッツ大の大きさ)で、200㎡~300㎡(テニスコート1面分)の表面積を表します。その表面積で、外気から入ってくる、種々の有害物質や花粉を吸着除去します。また、屋内から発生する悪臭(アンモニア等)も吸着除去しますので、屋内がきれいな空気に包まれ、その結果、家の中が自然と 深呼吸したくなる空気環境 に整えられていきます。炭の効果は100年以上も続くものと思われます。
また、この「炭」の働きは、昔から知られているもの。炭は、湿度を一定に保つ力もあるため、
・カビの発生を抑えやすい
・冬の過乾燥を防ぎやすい
・部屋干し臭がこもりにくい
・ペットと暮らしていても空気が重くなりにくい
といった、暮らしの中で実感できる“やさしい変化” が積み重なります。
.


外気に含まれる空気には様々な有害物質が含まれています。粒径の大きな順に、路上砂塵>花粉>黄砂>バクテリア>カビの胞子>ウイルス>PM2.5、となります。家の中を循環する空気にする為に、まず「微小粒子用フィルター」 によって細かい汚れまでしっかり除去。さらに、床下などに配置された 「炭」 が、余分な湿気・ニオイ・化学物質を吸着して、空気を落ち着かせます。
後の実験結果より、「フジ住宅の炭の家/ピュアエア」に搭載の微小粒子用フィルターが0.5μm以上の粒径のものはほぼ取り除くことが分かりました。また、有害な化学物質ガスについても、後の実験結果より炭がほぼ吸着除去することが分かっています。これにより、家の中が自然と 深呼吸したくなる空気環境 に整えられていきます。


さらに「炭の家 ピュアエア」では、24時間換気システム(第一種換気)」を採用しています。一般的な住宅の多くが採用する「第三種換気」では、外の空気をそのまま家の中へ取り込むため、外気に含まれる花粉やウイルスまで室内に侵入しやすいという弱点があります。
一方、第一種換気では、「外から入る空気 → フィルターで浄化してから取り込む」「家の中の空気 → 計画的に排出していく」という空気の動きをコントロールしています。その結果、室内は “正圧(プラス圧力)” の状態になります。(※正圧とは、室内の空気のほうが、外の空気よりわずかに圧力が高い状態です。)この状態だと、外の空気が隙間から室内に入り込みにくくなり、汚れが家に侵入しにくい環境が保たれる のです。


・フィルターが汚れを取り除き
・炭が空気をやさしく調え
・換気システムが新鮮な空気の流れをつくり
・正圧が外からの汚れの侵入を防ぐ
これらが同時に働くことで、「気がつけば深く呼吸できている空気」が住まいの中に生まれます。空気は目に見えません。けれど、暮らしの中でふとした瞬間に感じる「空気が軽い」「呼吸がしやすい」「家が気持ちいい」という感覚は、日々の体と心に確かに影響を与えています。炭の家 ピュアエア は、その“見えない心地よさ”を整えてくれる家なのです。


最後に
家づくりは、目に見えるものを選びがちです。間取り、デザイン、立地…考えることもたくさんあります。でも、実際に毎日を過ごしてみると、「家の中の空気がどれだけ心と体に影響しているか」に気づく瞬間が必ず訪れます。
空気が変わると、家で過ごす時間がもっと心地よくなる。家族との時間がやさしくなる。
毎日の深呼吸が、少しうれしくなる。キレイな空気は、家族の体を守り、心を落ち着かせ、暮らしに「やさしさ」と「健やかさ」を与えてくれます。そんな“見えない幸せ”を育ててくれる家づくり。それが、フジ住宅の 「炭の家 ピュアエア」 です。あなたと、あなたの大切なご家族が、これから毎日を過ごす「空気」を、いっしょに考えてみましょう。
※掲載の写真やイラストはイメージ図です。





お問合せ




