子どもがおもちゃや服を出しっぱなしにして、部屋が散らかってしまうのは良くあることです。そんな時に、頭ごなしに「片付けなさい!」と怒っても、その時は渋々片付けてくれるかもしれませんが、自発的に部屋を綺麗にしようという心は育めません。だからといって、諦めて親がやってしまうのもNG。
どうすれば何も言わなくても片付けてくれるようになるのか、子ども部屋の片付けをする時のポイントを紹介します。始めるなら、新年度がスタートした今がチャンスです!
初めはお手本を見せて、たくさん褒めてあげましょう
子どもが自発的にお片付けをしてくれるには、お片付けが「楽しい!」と思ってくれるようにすること。お片付けを楽しくすると、親に褒められて「嬉しい!」気持ちになりますし、褒められたい気持ちが「やってみたい!」につながります。
最初はお片付けをするとどんないいことがあるのか、上手に片付ける方法などを説明しながら一緒にやってあげましょう。
そして、とことん褒めてあげることも大切。お手伝いもお片付けも「自分でできる!」を増やしてあげることで、子どもの自律へとつながります。一緒に作業をすることで嬉しい気持ちを共有できるとコミュニケーションが増えて一石二鳥ですよね。
また、子どもでも簡単に片付けられるように収納を工夫することも大切。例えば服を畳む作業が苦手な子にはハンガーで吊るす収納にしてあげたり、下着やオモチャを入れるだけで片付くボックスを作ってあげたり。片付けへのハードルを下げて、少しのことでも褒めてあげましょう。
気持ちよく片付けをしてくれる声掛けの工夫
子どもは興味がコロコロと変わって、やりたいことがあるとそっちにばかり気になってしまい、片付けが進まないこともよくありますよね。そんな時は「〇〇(遊びなど)を一緒にしたいけど、お片付けしないと一緒にできないから手伝ってくれる?」という声の掛け方が効果的。お母さん(お父さん)も一緒にしたいから、手伝ってほしいと伝えてみましょう。
具体的には、キッチンで料理のお手伝いが好きな子はオモチャの片付けをほったらかしにして料理がしたい!が先走ってしまいます。「お母さんも一緒に料理がしたいから準備をしておくね。その間にお片付けできる?」と伝えて「どっちが早く準備ができるかな?」とゲーム性を持たせてあげると気持ちよく片付けしてくれます。
「さすが!」「すごいね!」「それからどうする?」などその時々に合わせて褒めながら声かけしてあげることがポイントです。
まとめて収納、まとめて処分
小さい子どもの部屋には戦隊モノのグッズやおままごとの道具など、細々としたオモチャがたくさん。さらに興味がすぐに変わるので、色んなオモチャで溢れてしまうことも“あるある”ですよね。
子どものオモチャの収納は、100円均一ショップなどでも購入できる大きなボックスにひとまとめにすると便利です。遊ぶ時はボックスごと出してもらうと、1個1個出して片付けるより子どもにとっても楽になります。
また、子どもが成長するにつれて使わないオモチャもたくさん出てきますよね。まとめて捨ててしまうのも良いですが、宅配買取に依頼するのも良いと思います。無料で段ボールを送ってくれるサービスがある業者もあるので、調べてみましょう。
やり方は簡単。申込書と本人確認書類をオモチャと一緒に送るだけ。手間も掛からず処分できて、子どものお小遣い程度の金額になるかもしれません。高価なものや美品はネットオークションやフリマアプリで出品するのも良いかもしれませんね。